木言葉図鑑
花に「花言葉」があるように、
木にも「木言葉」があります。
おふたりの想いに重なる一枚を、
見つけてください。
ケヤキ
「際立って優れた木」を意味する名を持つ日本の銘木。清水寺の舞台を1000年以上支え続けるその強さは、ふたりの人生を末永く見守る力そのものです。力強い木目と、年月とともに深まる飴色の美しさが、夫婦の歩みを重ねるごとに味わいを増していきます。
名前の由来
「けやけき木(際立って美しい木)」が語源。その美しさと強さから「欅」の字が当てられました。
木の特徴
国産広葉樹トップクラスの硬さを誇り、耐朽性にも優れます。経年で深みのある飴色に変化し、磨くほどに艶が増していく「育てる木材」です。
文化的背景
江戸時代には街道の並木として人々の暮らしを見守り、各地で「ケヤキ通り」の名が残るほど日本の風景に溶け込んだ木。和太鼓や臼など伝統工芸の素材としても愛されてきました。
経年変化
年月とともに深みのある飴色に変化。光沢が増し、重厚感が深まります。
こんなおふたりに
堂々と、力強く歩んでいきたいカップルに。和装・神前式との相性が抜群です。
サクラ
日本人の心に最も深く根ざした花の木。万葉集で詠まれた桜はすべて野生種のヤマザクラであり、日本の桜文化の原点です。ほのかに桜餅を思わせる甘い香りと、年月とともに深みを増すピンク色の木肌が、ふたりの門出を優美に祝福します。「精神美」「純潔」の花言葉は、凛とした美しさと内面の輝きを大切にするおふたりにこそふさわしい言葉です。
名前の由来
「咲く」に複数を表す「ら」がついた説、田の神が宿る「さ」+座を意味する「くら」からとする説があります。
木の特徴
狂いが少なく安定性に優れた良材で、版木や茶道具にも選ばれてきた実績があります。適度な硬さときめ細かい木肌で、彫刻の仕上がりが美しい樹種です。
文化的背景
茶道具や和菓子の木型、浮世絵の版木に愛用されてきた木材。家具や楽器にも活かされ、和洋問わず幅広く使われています。
経年変化
ピンク色が年月とともに深まり、重厚感のある赤褐色に変化。艶が増していきます。
こんなおふたりに
日本の美しさを大切にしたいカップルに。春の挙式、和装にも洋装にも映えます。
エンジュ
「延寿」の当て字で知られる、古来より幸福と長寿を象徴する縁起木。中国の宮廷で最高位の臣が向き合った格式高い木であり、日本では魔除け・安産のお守りとしても大切にされてきました。「慕情」の花言葉は、お互いを深く想い合うふたりの愛そのものです。
名前の由来
「延寿(えんじゅ)」の当て字。中国では宮廷に植えられ「三公の木」と呼ばれた最高格式の樹木です。
木の特徴
強靭で粘りがあり、割れや反りに強い安定した木材。床柱の最高峰として珍重されてきた実績が、その品質を証明しています。
文化的背景
「槐と言えば床柱」と呼ばれるほど、床の間の飾り柱として珍重されてきた銘木。北海道・東北では家を守る木として床柱に据え、中国では子供の立身を願い屋敷に植える伝統がありました。
経年変化
経年で深い褐色に変化。磨くほどに艶と重厚感が増します。
こんなおふたりに
縁起を大切にしたいカップルに。年月とともに深まる艶が、ふたりの歩みを映します。
ヤマモモ
数キロもの距離を花粉が飛んで、たったひとつの相手のもとへ届く——ヤマモモの受粉の姿は、まるで運命の出会いそのものです。万葉集にも詠まれた一途な想いを、世界にひとつだけの一枚板に刻みます。「ただひとりを愛する」という花言葉は、結婚の誓いにこれ以上ない言葉です。
名前の由来
山に自生し、桃に似た実をつけることから「山桃」。万葉集では「楊梅」の字が当てられました。
木の特徴
赤みを帯びた褐色の緻密な木肌は、磨くと落ち着いた光沢が現れます。木材としての流通がごく少なく、一枚板として出会えること自体が貴重です。
文化的背景
高知県の県花に選ばれた、西日本を代表する常緑樹。風水では一族の繁栄を意味し、赤い実は果実酒やジャムとしても古くから親しまれています。
経年変化
赤褐色がさらに深まり、落ち着いた風合いに変化します。
こんなおふたりに
一途な想いを形にしたいカップルに。遠距離恋愛を経て結ばれた方にも響く物語です。
カイヅカイブキ
厳しい海風の中でも常緑を保ち、1000年を超えて生き続けるイブキの系譜を持つ木。禅寺のご神木として古来より崇められ、親種の花言葉は「あなたを守ります」。冬も春も変わらず緑を湛えるその姿に、永遠の愛と変わらぬ心を重ねます。
名前の由来
「貝塚」の地名+「伊吹(イブキ)」。イブキの園芸品種で、炎のように螺旋を描く樹形が名の由来です。
木の特徴
針葉樹としては硬い部類。ヒノキ科らしい清々しい香りと、淡い黄白色の繊細な木目が特徴です。
文化的背景
香川県小豆島のシンパクは樹齢1600年の特別天然記念物。潮風にも雪にも負けない強靭さから、古くより庭木として愛され、鎌倉の名刹にも巨木が残ります。
経年変化
黄白色がゆっくりと落ち着いた飴色に変化します。
こんなおふたりに
変わらない愛を誓いたいカップルに。ロマンチックな式、神社・寺院での挙式に映えます。
トチ
縄文の昔から日本人の暮らしを支えてきた、包容力のある木。大きな葉がすべてを包み込むようにひろがる姿から「博愛」の花言葉が生まれました。絹のような光沢と、一枚一枚異なる縮み杢の美しさは、世界にふたつとないおふたりの証にふさわしいものです。
名前の由来
実を「十の力」をかけて灰汁抜きすることから「十力(とち)」とする説が有力です。
木の特徴
軽くて加工しやすく、稀に金色に輝く板が見つかることも。杢目の出方は千差万別で、同じ表情の板は世界にふたつと存在しません。
文化的背景
縄文時代から食料として利用されてきたトチ餅の原料。山間部では飢饉の救荒作物として人々の命を繋いできました。
経年変化
白い木肌がゆっくりと温かみのある黄金色に変化。光沢が増していきます。
こんなおふたりに
感謝を伝えたい・華やかさを求めるカップルに。アットホームな式、個性的な証明書を求める方に。
ホウ
名前の由来は「包む」。大きな葉で食を包み、刀の鞘として武士の魂を守り、朴葉味噌として暮らしを豊かにしてきた——すべてを包み込む優しさの木です。花言葉は「自然の愛情」。飾らず、ありのままの愛で相手を包む。その緑がかった独特の木肌は、他のどの木にもない、おふたりだけの色です。
名前の由来
大きな葉で食物を「包む(ほう)」ことが名の由来。「朴」の字は素朴・飾らないの意味も持ちます。
木の特徴
灰帯青緑色という他に類のない独特の色合い。加工が極めて容易で、狂いが少なく安定した木材です。
文化的背景
刃物を錆びさせない稀有な特性から、まな板や包丁の柄として今も愛用される定番材。江戸時代には朴歯(ほおば)下駄として庶民に親しまれ、彫刻素材としても重宝されてきました。
経年変化
緑がかった色味が徐々に落ち着き、灰褐色に変化します。
こんなおふたりに
飾らない本物の愛を大切にするカップルに。ナチュラルな式、他にない個性を求める方に。
タモ
しなやかに曲がるが、決して折れない。「たわむ木」を語源に持つタモは、困難に負けない強さとしなやかさを併せ持つ木です。北欧神話では、この木の仲間が9つの世界を繋ぐ「世界樹」とされました。はっきりとした美しい木目と明るい色合いが、おふたりの新しい世界を清々しく照らします。
名前の由来
「たわむ木」が転じて「タモ」。しなやかに曲がる性質そのものが名前になりました。
木の特徴
硬さと弾力性の絶妙なバランス。直線的ではっきりした木目、明るく清潔感のある色合いが人気です。
文化的背景
家具材として北欧デザインとの相性が抜群。フローリングや建具にも広く使われ、明るい木目が空間をモダンに引き立てます。
経年変化
明るい色合いが徐々に落ち着いた褐色に変化します。
こんなおふたりに
どんな困難も一緒に乗り越えたいカップルに。洋風・モダンな式、ナチュラルな雰囲気に。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ウォールナット
世界三大銘木のひとつに数えられる最高級材。深みのあるダークブラウンの木肌は、重厚感と気品を兼ね備えています。「勝利」の花言葉は、ふたりの新たな門出を力強く祝福する言葉です。
名前の由来
英語 "Walnut" はゲルマン語の "Walnuss(外国の実)" が語源。日本名「クルミ」は「殻の実」から。
木の特徴
適度な硬さと優れた加工性を持ち、狂いが少ない安定した木材。世界三大銘木のひとつに数えられ、銃床や高級車のダッシュボードにも採用されています。
文化的背景
17世紀ヨーロッパで「富の象徴」とされ、イングランド王チャールズ2世が愛した家具材。銃床や楽器にも採用され「ウォールナットの時代」と呼ばれた歴史を持ちます。
経年変化
深いブラウンが徐々に明るく、柔らかな色合いに変化します。
こんなおふたりに
上質さと重厚感を求めるカップルに。モダンでシックな式に映えます。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ブラックチェリー
使い込むほどに赤みが増し、飴色に深く変化していく「経年美化」の木。ふたりの愛もまた、時間とともに深みを増していく——そんな願いを込められる木材です。「真実の愛」の花言葉がすべてを物語ります。
名前の由来
黒い実をつけるサクラの仲間であることから "Black Cherry"。和名は「アメリカンチェリー」とも。
木の特徴
適度な硬さと優れた加工性で、彫刻の仕上がりが美しい木材。北米三大銘木のひとつに数えられ、18世紀には「ニューイングランドマホガニー」と称されました。
文化的背景
18世紀アメリカのシェーカー家具に愛用され「ニューイングランドマホガニー」と称された銘木。ウォールナット、ハードメープルと並ぶ北米三大銘木のひとつです。
経年変化
最も劇的な経年変化を見せる木。淡いピンクから深い赤褐色へ、数年で大きく変化します。
こんなおふたりに
時間とともに深まる愛を大切にしたいカップルに。洗練された式に。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
オーク
虎斑(とらふ)と呼ばれる独特の光沢ある木目が特徴。欧米では「力強さと永遠」の象徴として、教会の扉や祭壇に使われてきました。ウイスキー樽の素材としても知られ、ホワイトオークは特に明るく上品な色合いが人気です。「永遠」の花言葉は、結婚の誓いそのものです。
名前の由来
英語 "Oak" は古英語 "āc" に由来。ケルト語で「美しい木」を意味するとも言われています。
木の特徴
硬く重厚で耐久性に優れ、ウイスキー樽の素材にも選ばれる堅牢さ。年輪がはっきりした力強い表情は、彫刻の文字が美しく映えます。
文化的背景
ヨーロッパでは「森の王」と称され、王室の家具や帆船に使われた歴史ある木材。日本のミズナラは海外でも「ジャパニーズオーク」として高く評価されています。
経年変化
黄褐色がゆっくりと深みを増し、落ち着いた飴色に変化します。
こんなおふたりに
永遠の誓いを形にしたいカップルに。教会式・洋風の式にぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
クリ
水に強く耐久性に優れ、何百年もの間建物の土台を支えてきた木。はっきりとした年輪が力強さを感じさせます。「真心」の花言葉は、誠実なふたりの歩みを象徴します。
名前の由来
「黒い実」が転じて「くり」になったとする説が有力。古語では「くるみ」と混同されることも。
木の特徴
タンニンが豊富で腐りにくく、鉄道の枕木にも採用された堅牢な木材。縄文時代の三内丸山遺跡の柱もクリ材で、数千年の実績が耐久性を証明しています。
文化的背景
縄文時代から建築材として利用。三内丸山遺跡の柱もクリ材。日本最古の建築材のひとつです。
経年変化
タンニンの作用で徐々に深い褐色に変化。耐久性はさらに増します。
こんなおふたりに
堅実で誠実な歩みを大切にするカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
キハダ
内皮の鮮やかな黄色が名前の由来で、漢方薬「黄檗(おうばく)」の原料として古来より親しまれてきた癒やしの木。穏やかな色合いが心を落ち着かせます。
名前の由来
内樹皮が鮮やかな「黄色い肌」であることが名前の由来です。
木の特徴
軽く柔らかく、手触りが優しい木材。正倉院の文書保存にも防虫材として使われた実績があり、1000年以上の歴史を持つ薬木です。
文化的背景
奈良の正倉院文書の防虫にも使われた1000年以上の歴史。写経用紙の黄檗染めにも利用され、古くから文化財保護に貢献してきました。
経年変化
黄色味が徐々に落ち着き、穏やかな褐色に変化します。
こんなおふたりに
穏やかで癒やしのある関係を大切にするカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
イチイ
官位の「一位」に由来する名を持つ格式高い木。飛騨の「一位一刀彫」の素材として知られ、「高潔」と「家庭円満」の木言葉は、理想の家庭を築きたいふたりへの贈り物です。
名前の由来
仁明天皇にこの木の笏(しゃく)を献上したところ、その美しさに「正一位」の位を授けたことが由来です。
木の特徴
緻密で滑らかな木肌。赤褐色の温かみのある色合い。彫刻に適した均質な材質です。
文化的背景
アイヌ語で「クネニ(弓になる木)」と呼ばれ、狩猟の弓や小刀(マキリ)の柄に使われた重要な木材。学名 Taxus も弓を意味し、世界中で最高の弓材として珍重されてきました。
経年変化
赤褐色が深みを増し、落ち着いた艶のある色合いに変化します。
こんなおふたりに
円満な家庭を築きたいカップルに。格式高い式に。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
アカシア
世界中で親しまれるアカシアは、温かみのある色合いと美しい木目が魅力。「真実の愛」と「友情」の花言葉は、愛と友情に支えられたふたりの門出を祝福します。
名前の由来
ギリシャ語の "akis(とげ)" が語源。日本では「ニセアカシア」と混同されることも。
木の特徴
硬く耐久性に優れ、フローリングや屋外家具にも採用される堅牢さ。計画植林による持続可能な木材としても注目されています。
文化的背景
東南アジアを中心に計画的な植林が行われ、環境に優しい持続可能な木材として注目。硬くて腐りにくい特性から、フローリングや屋外家具にも広く使われています。
経年変化
ブラウンの色合いが徐々に深まり、温かみのある飴色に変化します。
こんなおふたりに
温かみのある雰囲気を大切にするカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ヒノキ
伊勢神宮の式年遷宮に使われ、法隆寺を1300年以上支え続ける日本最高の建築材。清々しい香りは心を浄化し、「不滅・不変の心」の木言葉は、永遠の誓いにこれ以上ない言葉です。
名前の由来
「火の木」が転じた説(火おこしに使われた)、「日の木」(太陽のように尊い木)とする説があります。
木の特徴
抗菌・防虫効果に優れ、耐水性も高い実用的な木材。法隆寺を1300年以上支え続けた実績が、その耐久性を証明しています。経年で味わい深い飴色に変化します。
文化的背景
能舞台の材料に指定されるなど、日本の伝統芸能にも深く結びついた木。風呂桶や寿司桶にも使われ、日本人の暮らしに欠かせない存在です。
経年変化
白い木肌が徐々に上品な飴色に変化。香りも長年にわたって持続します。
こんなおふたりに
永遠の絆を誓いたいカップルに。神前式、和の式に。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
スギ
日本固有の針葉樹であり、日本の風土そのものが育んだ銘木。赤身と白太のコントラストが独特の美しさを生み出します。「深みのある心」の木言葉は、内面の豊かさを大切にするふたりに。
名前の由来
真っ「直ぐ」に伸びることから「スギ」。日本固有の針葉樹で、「日本の国木」に選ばれています。
木の特徴
軽く柔らかく温かみのある木肌。断熱性・調湿性に優れ、独特の芳香にはリラックス効果があるとされています。
文化的背景
日本の国木。屋久杉は樹齢数千年。神社の鳥居にも使われ、日本人の暮らしに最も身近な木です。
経年変化
赤身の色が深まり、白太は飴色に。コントラストがさらに味わい深くなります。
こんなおふたりに
日本の自然と文化を大切にするカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
メープル
バイオリンの裏板に使われる繊細な杢目と、明るく清潔感のある白い木肌。「調和」の花言葉は、ふたりのハーモニーを象徴します。
名前の由来
英語 "Maple" は古英語 "mapul" に由来。和名「カエデ」は葉の形が「蛙の手」に似ることから。
木の特徴
非常に硬く衝撃に強い、北米三大銘木のひとつ。バーズアイ(鳥眼杢)やカーリー(縮み杢)が現れる板は特に希少で、一枚一枚が唯一無二の表情です。
文化的背景
カナダの国旗にも描かれるメープルリーフ。楽器や高級家具に愛用される銘木です。
経年変化
白い木肌がゆっくりと温かみのあるクリーム色〜淡い飴色に変化します。
こんなおふたりに
調和と協奏を大切にするカップルに。明るい雰囲気の式に。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
クス
樹齢数千年を超える巨木が日本各地でご神木として崇められてきたクスノキ。鹿児島の蒲生の大クスは推定樹齢3000年を超え、その包容力あふれる姿は、すべてを受け入れ守り続ける愛そのものです。常緑であり続けるその姿に、永遠に変わらぬふたりの絆を重ねます。
名前の由来
「臭し(くさし)」が転じた説(樟脳の強い香りから)、「奇し(くすし)=霊妙な」が由来とする説があります。
木の特徴
軽くて加工しやすく、樟脳を含むため防虫効果に優れた実用的な木材。仏像彫刻の素材として千年以上使われてきた実績があります。
文化的背景
古事記にも登場する神聖な木。九州を中心に巨木が多く、鹿児島の蒲生の大クスは日本最大の巨木。船材としても重用され、遣唐使船にも使われたと伝わります。
経年変化
経年で落ち着いた褐色に変化。樟脳の香りも年月とともに穏やかに。
こんなおふたりに
大きな愛で包み込みたいカップルに。神社での挙式、壮大な式に映えます。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
リンゴ
「鳥が集まる木」という名の通り、その甘い魅力で多くの生き物を惹きつけてきたリンゴ。知恵の実として語り継がれ、ギリシャ神話では美の女神への贈り物とされたその愛らしさは、ふたりの甘い愛を象徴します。素朴で温かな色合いと、柔らかな手触りが、日々の暮らしの中で愛を育むふたりを優しく見守り続けます。
名前の由来
中国語「林檎(りんちん)」が語源。「林に鳥が集まる木」を意味し、甘い果実に魅了される様子を表しています。
木の特徴
温かみのある淡い褐色と優しい手触り。硬質でありながら加工性が良く、時を経ても美しい艶を保ちます。
文化的背景
古来より愛と知恵の象徴。ギリシャ神話では美の女神への贈り物とされ、日本でも平安時代から愛され続けてきました。
経年変化
使い込むほどに深みのある褐色に変化し、手触りが滑らかになります。
こんなおふたりに
甘い愛を育み、お互いの魅力で惹かれ合うカップルに。愛らしさと温かみを大切にしたいふたりにぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
モミジ
カエルの手に似た愛らしい葉から「かへるで」と名付けられ、季節ごとに装いを変える姿は「美しい変化」の象徴。万葉集の時代から愛され続ける紅葉は、ふたりが重ねる年月とともに深まる愛情を表します。新緑から紅葉へ、そして新たな季節への準備—モミジが刻む一年の物語が、夫婦の永遠の調和を約束してくれます。
名前の由来
「モミジ」は色づく様子を表す「もみづ」、「カエデ」は葉の形が「蛙の手(かへるで)」に似ていることが由来。手を取り合う夫婦の象徴でもあります。
木の特徴
硬く粘り強い性質で野球のバットや楽器材に使用され、衝撃への強さは抜群。適度な重厚感がありながら加工性にも優れ、美しい木目を活かした高級家具材として重宝されます。
文化的背景
万葉集にも詠まれ、日本の秋を代表する木として千年以上愛され続けてきました。「もみじ狩り」という文化を生み出し、古来より日本人の季節感を育んできた特別な存在です。
経年変化
年月とともに色合いが落ち着き、木目がより際立って風雅な美しさを増していきます。
こんなおふたりに
季節ごとに表情を変えながら、深い絆で結ばれていきたいカップルに。自然を愛し、共に成長していく夫婦の姿勢と重なります。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
クルミ
古代ギリシャで「ジュピターのどんぐり」と呼ばれたクルミ。硬い殻が大切な種実を守り抜く姿は、どんな困難も乗り越える深い愛の証。結婚式で子孫繁栄の象徴として撒かれるクルミの実のように、ふたりの絆も時を重ね愛を育んでいく。優しい木目に宿る穏やかな温もりが、二人の歩む道のりをそっと見守り続けます。
名前の由来
中国から伝来した「胡(異民族)の桃」から「胡桃」。桃の種に似た形状と、西域から来た実であることに由来します。
木の特徴
世界三大銘木のひとつ。軽量ながら粘りがあり狂いが少なく加工性に優れ、古くからライフル銃床や楽器材として重用されてきました。
文化的背景
縄文時代から食用として利用され、延喜式にも記載される歴史ある木材。長野県・群馬県では小正月の無病息災を願う粥かき棒に使われ、アメリカでは結婚式で子孫繁栄の象徴として実を撒く習慣があります。
経年変化
淡い色合いから飴色のような深い褐色に変化。油分により艶やかで滑らかな質感に育ちます。
こんなおふたりに
温かく穏やかな愛を育みたいカップルに。ナチュラルで優しい雰囲気を大切にしたいふたりにぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ケンポナシ
「甘い」を意味する学名が示すように、梨のような甘い香りを放つ不思議な木。古来より二日酔いを癒す力を持つとされ、夫婦の苦楽を共にする「癒しの絆」を表現します。ケヤキやクワに似た美しい木目は、重厚さと優雅さを併せ持ち、ふたりの人生を豊かに彩る深い味わいを約束します。
名前の由来
古くは「テンボノナシ」と呼ばれ、転訛して現在の名に。「玄圃梨」の漢字は中国の仙人が住む山「玄圃」に由来します。
木の特徴
程よい中硬度で加工性に優れ、乾燥後は反りや狂いが少なく安定します。磨きをかけると美しい光沢が生まれ、指物や楽器材として古くから珍重されています。
文化的背景
江戸時代から酔い覚ましの妙薬として親しまれ、三味線胴材としても使用。ツンベルクが命名した学名「dulcis(甘い)」が、その特異な甘さを物語ります。
経年変化
年月とともに深みのある褐色に変化。磨くほどに美しい光沢が増していきます。
こんなおふたりに
互いを癒し支え合いたいカップルに。落ち着いた大人の結婚式に品格を添えます。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
オノオレカンバ
一年にわずか0.2ミリしか太らない極限の忍耐力。岩場で300年をかけて育つ強靭な生命力は「折れない心」の象徴です。かつて「金のなる木」と呼ばれ、商売繁盛の縁起物として愛されてきた硬さは、ふたりの絆が決して折れることのない強い意志そのもの。日本一重い木が刻む証明書は、どんな困難にも負けない夫婦の誓いを永遠に支え続けます。
名前の由来
斧が折れるほど硬いカンバ(樺)の木という意味。別名「ミネバリ」は峰に張り出すように生育することに由来。
木の特徴
比重0.94と日本産木材で最重を誇り、300年かけてゆっくり成長することで極めて密な材質を実現。お六櫛の材料として江戸時代から重宝され、優れた耐久性と安定性を持ちます。
文化的背景
「お六櫛」の原材料として江戸時代から木曽で愛用され、その硬さから「金のなる木」の別名で商売繁盛の縁起物とされています。
経年変化
経年により黄みを帯び、磨くことで真樺以上の美しい光沢を発するように。硬質感は保ったまま深みが増します。
こんなおふたりに
困難を乗り越えて共に歩んでいきたいカップル、事業を営む方々に。商売繁盛・夫婦円満の願いを込めて。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ネム
夕暮れとともに葉を寄せ合い、朝日と共に開く——ネムの営みは、寄り添う夫婦の姿そのもの。「合歓木」の名が示すように、中国では古くから夫婦円満の象徴として愛され、万葉集にも恋人への想いを託した歌が詠まれています。絹糸のような花が織りなす美しさと、毎日繰り返される優しい就眠運動が、ふたりの日々に寄り添う愛を物語っています。
名前の由来
「眠る木」が語源。夜に葉を合わせて眠る姿から名付けられました。漢字「合歓木」は夫婦が共に眠る意味です。
木の特徴
成長が早く、樹高10mにもなる強健な木材。器具や細工物に使われるほどの硬さと耐久性を持ち、薬用としても古くから利用されてきました。
文化的背景
万葉集に恋歌が詠まれ、芭蕉の「象潟や雨に西施がねぶの花」で歌われた風雅な木。中国では「合歓皮」として精神安定の生薬に用いられます。
経年変化
年月とともに色調が落ち着き、艶やかな質感が増していきます。
こんなおふたりに
寄り添う愛を大切にしたいカップルに。自然体で穏やかな関係を築きたいふたりにぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
シナ
「結ぶ・縛る」を意味するアイヌ語から名付けられた木。その樹皮で編まれた織物は、古来より衣服や生活必需品として人々の暮らしを支えてきました。まっすぐに空に向かって伸び、人の手で「結び繋げる」役割を担ってきたシナノキ——その優しく滑らかな木肌に込められた結婚証明書は、ふたりの想いを永遠に結び続けます。
名前の由来
アイヌ語で「結ぶ・縛る」を意味する言葉が語源。樹皮の繊維で縄や織物を作ったことに由来します。
木の特徴
軽軟で加工しやすく、曲げに対する強度に優れます。シナベニヤの名で親しまれる高級合板の表面材として重宝され、家具や内装材にも広く使用されています。
文化的背景
アイヌ民族が樹皮から織物を作り、衣服や生活用品に活用。現代でも山形県の羽越しな布として経済産業大臣指定伝統工芸品に指定されています。
経年変化
黄色みが増し、より深い黄褐色に変化。軽やかで滑らかな手触りは変わりません。
こんなおふたりに
自然体で、ありのままの愛を育んでいきたいカップルに。ナチュラルな空間との相性が抜群です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
カバ
万葉集で「かには」と詠まれ、古くから日本人に愛されてきたカバ。北国の厳しい寒さにも凛として耐え抜く姿は、困難も二人で乗り越える強い絆を象徴しています。『広葉樹の女王』と称される気品あふれる美しさは、品格ある夫婦の歩みそのもの。光が射さない場所でも美しく輝く木目が、どんな時も互いを照らし続ける愛を物語ります。
名前の由来
万葉集の「かには(迦仁波)」が語源。アイヌ語「カリンパ(サクラの木の皮)」から転じたという説もあります。
木の特徴
適度な硬さと緻密で均質な材質により加工性に優れ、狂いが生じにくい安定性を誇ります。昔から楽器材や高級家具材として重宝され、サクラの代用材としても使用される実績があります。
文化的背景
万葉集で「かには」と詠まれ、角館の樺細工として400年の伝統を持つ。アイヌ民族は松明として、長野では盆の送り火に使う、生活に根ざした木材です。
経年変化
経年変化は少なく、購入時の清楚で上品な色合いを長期間保持します。
こんなおふたりに
清楚で上品な結婚式を望むカップルに。ナチュラル・北欧テイストの空間にも美しく調和します。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ヤマボウシ
白い頭巾を被った山法師のように、清らかな心で寄り添うヤマボウシ。中央の小さな花たちが手を取り合って咲く姿は、お互いを支え合うふたりの姿そのものです。新緑・花・実・紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せながらも変わらぬ美しさを保つその姿は、共に歩む人生の様々な瞬間を祝福してくれます。
名前の由来
4枚の白い総苞片を頭巾、中央の球状花を僧の頭に見立て、比叡山延暦寺の山法師(僧兵)にちなんで命名されました。
木の特徴
重硬な材質で器具材として使用され、高い耐久性を誇ります。果実は食用となり、マンゴーのような甘さで果実酒やジャムにも加工されます。
文化的背景
比叡山延暦寺の山法師になぞらえて命名され、中国では「四照花」と呼ばれます。1875年には日本からヨーロッパへと渡り、世界中で愛される花木となりました。
経年変化
使い込むほどに深みのある色合いに変化し、艶と風合いが増していきます。
こんなおふたりに
季節ごとの変化を一緒に楽しみたいカップルに。四季を通じて美しさを保つ、深い絆を象徴する木です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
イタヤカエデ
葉の形が「蛙の手(かへるで)」に似ていることから名付けられたカエデ。手のひらを広げたような葉は、まるでふたりが手を取り合い支え合う姿そのもの。春の新緑から秋の紅葉まで、季節ごとに装いを変えながらも根をしっかりと張り続けるその生き方は、共に成長し合う夫婦の理想を映し出しています。イタヤカエデは国産カエデの中で最も大きく育ち、その堂々とした佇まいが揺るぎない絆の証となります。
名前の由来
「板屋」は葉が密生して板葺きの屋根のように雨を通さないことから。「カエデ」は葉の形が「蛙の手(かへるで)」に似ることに由来します。
木の特徴
国産カエデ類で最大級に育つ落葉高木。緻密で均質な木肌は硬質で衝撃に強く、乾燥後の安定性に優れます。バイオリンの裏板や高級家具材として高く評価されています。
文化的背景
万葉集の時代から紅葉は日本文化の象徴。カエデの葉は家紋にも用いられ、武家から庶民まで広く愛されてきました。北海道のアイヌ民族はイタヤカエデの樹液からシロップを作り、春の恵みとして大切にしてきました。
経年変化
白い木肌がゆっくりと温かみのあるクリーム色から淡い飴色に変化していきます。
こんなおふたりに
手を取り合い共に成長していきたいカップルに。四季折々の変化を楽しむ、自然を愛するふたりに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
クワ
一枚の桑の葉から生まれた絹糸が、やがて美しい織物となるように——桑は「育み、紡ぎ、実らせる」木です。蚕を慈しみ育てた日本の養蚕文化を千年以上支え続けたその懐の深さは、ふたりがこれから築く家庭の温かさそのもの。「慈愛」の木言葉は、互いを大切に想い、日々を丁寧に紡いでいくおふたりへの祝福です。
名前の由来
「食葉(くは)」が転じた説が有力。蚕が葉を食べることからの命名で、養蚕との深い結びつきを表しています。
木の特徴
硬く緻密な木質で、水湿に非常に強い耐久性を持ちます。挽きたては鮮やかな山吹色で、経年変化により深い飴色〜褐色へと熟成。三味線の胴にも選ばれる音響特性も備えた、実用と美を兼ね備えた銘木です。
文化的背景
日本の養蚕文化を支えた最重要樹。明治期には「お蚕様」と崇められ、桑畑は国の礎でした。三味線の胴や将棋盤、茶道具にも珍重され、和の文化に深く根ざしています。
経年変化
鮮やかな山吹色から、年月とともに深い飴色〜褐色へと熟成。艶が増し、重厚感が深まります。
こんなおふたりに
ふたりで温かな家庭を育みたいカップルに。和装・秋冬の挙式との相性が良い、落ち着いた風格の一枚です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
カツラ
ハート形の葉が風に揺れるたび、キャラメルのような甘い香りがふわりと漂う——カツラは「愛の木」とも呼ばれます。中国の伝説では月に生える神聖な木とされ、日本でも「月の桂」として古くから歌に詠まれてきました。月明かりのように柔らかく、甘い香りのように優しく。「甘い誓い」の木言葉は、穏やかで温かな愛を約束するおふたりへの祝福です。
名前の由来
葉が落ちると甘い「香り(かおり)」を放つことから「香の木(かつらのき)」が語源とされます。漢字「桂」は中国の月桂樹にちなみます。
木の特徴
軽くて柔らかな木質ながら、狂いが少なく加工性に優れた良材。碁盤・将棋盤の最高級材として知られ、きめ細かく均一な木肌はレーザー刻印との相性が抜群です。
文化的背景
碁盤・将棋盤の最高峰として棋士に愛され、彫刻材・版木・家具にも珍重されてきた銘木。「月の桂」として万葉集にも詠まれ、日本の美意識に深く根ざした木です。
経年変化
淡い色合いから、年月とともに落ち着いた褐色へと穏やかに変化。木肌の柔らかな質感は保たれます。
こんなおふたりに
穏やかで温かな家庭を築きたいカップルに。優しい色合いは和装にも洋装にも映え、ナチュラルウェディングとの相性も抜群です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ブナ
緑のダムと呼ばれるブナの森は、雪や雨を蓄え清らかな水を湧き出す命の源。かつて「木で無い」と軽んじられながらも、実は豊かな生態系を支える母のような存在として世界遺産にまで認められたその逆転は、本当の価値を見極める大切さを物語ります。7年に一度訪れる豊作の実りが全ての森の命を潤すように、ふたりの愛も永く豊かに実を結び続けていくでしょう。
名前の由来
諸説あり。「風が吹き抜ける音がブーンと鳴る」説と、「材が腐りやすく分の無い木」が転訛した説が有力とされています。
木の特徴
弾力性と曲げ強さに優れ、曲木家具の代表的素材として重宝されます。十分な乾燥処理により耐久性が大幅に向上し、木製玩具からハンガーまで幅広く活用されています。
文化的背景
世界遺産の白神山地を形成し「緑のダム」として森林保全の象徴。山形・立石寺の根本中堂に使われた貴重な建築実績を持ちます。
経年変化
淡い桃色が落ち着いた白色系に。適切な乾燥により安定した材質を長く保持します。
こんなおふたりに
じっくりと時をかけて愛を育んでいきたいカップルに。自然を愛し、共に成長していく関係を築きたい方にぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ソロ
神社の「紙垂(しで)」に似た花穂を風に揺らすソロは、神聖な力で夫婦を見守る守り木。春の新芽が鮮やかな赤に染まる姿は、ふたりの純粋な愛と新たな人生への門出を象徴します。自然にしなやかな樹形を作るソロのように、お互いを思いやりながら美しい家庭を築いていく——その繊細で上品な佇まいが、夫婦の絆を神聖に彩ります。
名前の由来
花穂が神社で使用される「紙垂(しで)」に似ていることが語源。「ソロ」は盆栽界での愛称です。
木の特徴
堅さと美しさを兼ね備え、気乾比重0.70~0.82の重硬な木材。楽器(ピアノ)、家具、器具の材料として稀に利用され、盆栽では主に幹や根張りの観賞に珍重されます。
文化的背景
花穂が神社の注連縄や玉串に垂らす「紙垂(しで)」に似ていることから名付けられた神聖な木。盆栽文化では「赤芽のソロ」として愛され、日本の雑木林文化の代表格です。
経年変化
年月とともに落ち着いた色合いに変化。繊細な木肌の美しさが深まります。
こんなおふたりに
神聖で清らかな愛を誓いたいカップルに。和装・神前式はもちろん、自然体で歩んでいきたいふたりにもぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ニッキ
江戸時代から愛され続けた甘い香りの木。鹿児島・高知で大切に育てられ、根皮から採れる「ニッキ」は薬として、そして駄菓子として庶民の暮らしを癒してきました。手間をかけて細い根まで丁寧に収穫するその愛情深さは、ふたりが時をかけて育む愛情そのもの。甘い想い出を重ねるように、年月とともに深まる絆を見守り続けます。
名前の由来
「肉桂」と書き、厚い桂皮の意。根皮の辛味から「ニッキ」の愛称で親しまれ、シーボルトの学名Cinnamomum sieboldiiにその名を残します。
木の特徴
クスノキ科の広葉樹で中程度の硬さ。乾燥時の収縮が大きく加工には注意が必要ですが、シンナムアルデヒドを含む独特の甘い芳香が特徴的です。
文化的背景
江戸時代から薬用として栽培され、『大和本草』『古方薬品考』などに記載。八ツ橋・ニッキ飴・ニッキ水の原料として親しまれた暮らしの木です。
経年変化
使い込むほどに色合いが落ち着き、甘い香りが穏やかに漂い続けます。
こんなおふたりに
甘い想い出を大切にするカップルに。和の伝統を重んじる方や、自然の恵みに感謝する心を持つふたりにぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
アズキナシ
花言葉「平和」を持つアズキナシ。山地に静かに佇むその姿は、穏やかな平和を象徴しています。小豆に似た赤い実をつけることからその名がつきました。木材としての流通は少なく、一枚板として出会えること自体が貴重です。「平和・調和」の木言葉は、穏やかで温かな家庭を築きたいおふたりにこそふさわしい言葉です。
名前の由来
小豆(アズキ)に似た実をつけ、ナシに似た白い花を咲かせることから「アズキナシ」。
木の特徴
緻密で硬い材質。淡い黄白色の上品な色合いで、滑らかな木肌が特徴です。耐久性にも優れています。
経年変化
淡い黄白色がゆっくりと飴色に変化し、落ち着いた風合いになります。
こんなおふたりに
穏やかで平和な家庭を築きたいカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
オニグルミ
日本の山地に古くから自生するオニグルミは、その名の通り鬼のように硬い殻で大切な種実を守り抜く——それは、どんな困難も乗り越える深い愛の証。縄文時代から人々の暮らしを支えてきた命の実であり、結婚式では子孫繁栄の象徴として撒かれてきました。優しい木目に宿る穏やかな温もりが、ふたりの歩む道のりをそっと見守り続けます。
名前の由来
殻の表面がゴツゴツと鬼の顔のように見えることから「鬼胡桃」。日本固有の野生クルミです。
木の特徴
軽量ながら粘りがあり狂いが少なく加工性に優れます。穏やかで温かみのある色合いと優しい木目が特徴で、経年変化により飴色に深まります。
文化的背景
縄文時代から食用として利用され、日本人の暮らしに深く根ざした木。「鬼胡桃」の名は殻の表面が鬼の顔のようにゴツゴツしていることに由来します。
経年変化
淡い色合いから飴色のような深い褐色に変化。油分により艶やかで滑らかな質感に育ちます。
こんなおふたりに
温かく穏やかな愛を育みたいカップルに。ナチュラルで優しい雰囲気を大切にしたいふたりにぴったりです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
カヤ
300年の歳月をかけて成長し、1000年の寿命を持つカヤは、まさに永遠の愛の象徴。平安時代に弘法大師によって広められ、土俵の鎮め物として神聖視される――ゆっくりと着実に歩むその姿は、時を重ねるほどに深まる夫婦の絆そのもの。使い込むほどに飴色へと美しく変化するように、ふたりの愛もまた、年月と共に味わいを増していきます。
名前の由来
「蚊遣り」に由来する説が有力。枝や間伐材を燻すと蚊を追い払う効果があることから、この名が付いたとされます。
木の特徴
やや重硬で弾力に富み、水湿・腐朽に強く保存性が極めて高い木材。樹脂分が豊富で加工品は経年で美しく変化し、「槇万年、榧限りなし」と称される驚異的な耐久性を誇ります。
文化的背景
縄文時代から食用として親しまれ、最高級の碁盤・将棋盤材として名高い。特に宮崎県の日向榧は名品中の名品とされ、寺社の御神燈用油としても神聖視されています。
経年変化
年月とともに渋い飴色の光沢へと変化。使い込むほどに風合いが美しく深まります。
こんなおふたりに
じっくりと愛を育みたいカップルに。和装・神前式にふさわしい格調高い木材です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
サクランボ
西欧から愛をのせて海を渡り、日本で育まれた甘美な木。春には純白の花を咲かせ、夏には宝石のような果実で人々を幸せにする——その実りある生き方は、ふたりが愛を育み続ける姿そのもの。木材としても適度な硬さと温もりを併せ持ち、時とともに深まる色合いは、歳月を重ねるごとに甘さを増すふたりの愛を表現しています。
名前の由来
「桜の坊」が語源。桜の実という意味で、「の」が撥音便化し「サクランボ」となりました。
木の特徴
適度な硬さで加工性に優れ、木材としては中程度の密度を持ちます。耐久性が高く、フローリングや家具材としても重宝されています。
文化的背景
明治初期にドイツ人ガルトネルによって北海道に伝来。山形県では「さくらんぼの里」として親しまれ、トルコの原産地と姉妹都市を結んでいます。
経年変化
時とともに温かみのある飴色に変化し、使い込むほどに艶と深みが増していきます。
こんなおふたりに
甘い愛を育んでいきたいカップルに。洋風・カジュアルなウェディングスタイルとの相性が良好です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
キンモクセイ
「千里香」と呼ばれ、その芳香は遠くまで届くと言い伝えられてきました。わずか一週間の短い開花期間に、全身全霊で香りを放つ姿は、飾らない純粋さの象徴。月に宿る桂花の木として中国で愛され続けてきた物語が、ふたりの記憶に永遠に刻まれる香りとなって結ばれます。時が経つほどに深まる想い出のように、この香りもまたふたりだけの特別な瞬間を呼び覚ましてくれるでしょう。
名前の由来
<cite index="21-2">「キン」は花の黄色を金色に見立てたもので、「モクセイ」は樹皮が動物のサイ(犀)の肌に似た木という意味</cite>。<cite index="25-3">中国名は「丹桂」で、「丹」は橙色の花を、「桂」はモクセイ類全般を意味する</cite>。
木の特徴
<cite index="25-1">刈り込みに耐え、日陰でも良く育つ</cite>強健な性質を持つ常緑樹です。<cite index="15-1">樹齢300年、500年、700年を超える巨木が天然記念物になっている</cite>長寿の木として知られています。
文化的背景
<cite index="11-5">中国では、月の中にはキンモクセイのような香りのよい巨木があると信じられていた</cite>ことから、<cite index="11-5">日本ではこの話を元にして、和歌や文学に「月の桂」がよく出てくる</cite>文化を形成しました。<cite index="25-6">桂花陳酒や桂花茶として香りが楽しまれ</cite>、<cite index="15-3">結婚式場やセレモニー会館等の記念樹にキンモクセイが選ばれることも多い</cite>です。
経年変化
<cite index="21-2">樹齢を重ねるに従って</cite>樹皮の質感が深まり、時と共に落ち着いた風合いに変化していきます。
こんなおふたりに
香りと共に想い出を重ねたいカップルに。控えめながら印象深い愛を育んでいきたい方におすすめです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ホルトノキ
常緑の葉の中に、ひときわ鮮やかな赤い葉が混じる——ホルトノキは、変わらぬ日常の中に情熱の彩りを添える不思議な木です。江戸の天才・平賀源内がオリーブと見間違えた逸話が示すように、この木には「新たな発見」の驚きが宿っています。大島紬の染料としても使われるその深い色は、ふたりの人生に豊かな彩りを約束します。
名前の由来
「ポルトガルの木」が転訛して「ホルトノキ」に。平賀源内がオリーブと間違えたことに由来します。
木の特徴
常緑広葉樹でありながら、古い葉が落葉前に鮮やかな赤に染まる独特の性質を持ちます。白いフリンジ状の花とオリーブに似た実が特徴です。
文化的背景
平賀源内がオリーブと誤認して「ポルトガルの木」と名付けたことに由来。大島紬の染料としても使われる文化的な木です。
経年変化
年月とともに落ち着いた褐色に変化します。
こんなおふたりに
日常に彩りと新しい発見を大切にするカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
シイ
万葉の時代から神聖な木として崇められてきたシイ。常緑であり続けるその姿は「永遠の愛」そのもの。食べられるドングリを惜しみなく実らせ、森の生き物すべてを養う大らかさは「もてなし」の心の表れです。何百年もの歳月を超えて、変わらぬ緑を湛え続けるシイの木のように、ふたりの愛も永遠に色褪せることなく輝き続けます。
名前の由来
実が食用になることから「食い(しい)」が語源とする説が有力です。
木の特徴
硬く緻密な材質で耐久性に優れます。水湿にも強く、建築材や器具材として古くから使われてきました。
文化的背景
縄文時代から食用のドングリとして利用され、神社のご神木として各地で崇められてきた日本人にとって特別な木です。
経年変化
年月とともに深い褐色に変化し、重厚感が増します。
こんなおふたりに
永遠の愛を誓いたいカップルに。神前式との相性も抜群です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
スモモ
早春、桜よりも一足早く純白の花を咲かせるスモモ。その花言葉「忠実」は、互いに誠実であり続ける夫婦の姿を映しています。「甘い生活」の花言葉は、ふたりがこれから紡いでいく日々の幸せそのもの。李下に冠を正さず——その実直さと、甘い実りの両方を持つスモモは、誠実で豊かな人生を歩むふたりを祝福します。
名前の由来
桃に比べて酸味が強いことから「酢桃(すもも)」が語源です。
木の特徴
きめ細かく滑らかな木肌。硬すぎず柔らかすぎず、加工性に優れた良材です。
文化的背景
中国では「桃李満天下」と称え、優れた人物の象徴。日本でも古くから庭木や果樹として親しまれてきました。
経年変化
淡い色合いが徐々に深みを増し、落ち着いた褐色に変化します。
こんなおふたりに
誠実で甘い日々を大切にしたいカップルに。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
カキ
秋になると橙色の実をたわわに実らせ、里山の風景を美しく彩るカキ。飾らない自然の美しさと、惜しみなく実りを分かち合う優しさは、「自然美」「恩恵」の花言葉そのもの。柿渋は千年以上前から暮らしの知恵として受け継がれ、その深い色合いは日本の美意識の原点です。ありのままの美しさで互いを包み込む、温かな家庭を約束する一枚です。
名前の由来
「赤き実」が転じて「かき」になったとする説が有力です。
木の特徴
非常に硬く緻密な材質。黒柿と呼ばれる希少な杢が現れることがあり、茶道具の最高峰として珍重されます。
文化的背景
正倉院御物にも黒柿の工芸品が収められるほど古い歴史を持つ銘木。柿渋は防腐・防水剤として千年以上使われてきました。
経年変化
年月とともに落ち着いた色合いに変化。黒柿の模様はより際立ちます。
こんなおふたりに
自然体で温かな家庭を築きたいカップルに。秋の挙式に映える一枚です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
ハゼ
秋の野山で最も美しく紅葉する木として「櫨紅葉(はぜもみじ)」と詠まれてきたハゼ。その実から採れる木蝋は、和蝋燭として日本の暮らしを灯し続けてきました。「真心」の花言葉は、飾らない誠実さの証。「賢明」は、厳しい自然の中でしなやかに生きる知恵の象徴です。真心を込めて、賢くしなやかに人生を歩むふたりを祝福します。
名前の由来
古語「はじ(黄櫨)」が転じて「はぜ」に。紅葉の美しさから「櫨紅葉」は秋の季語です。
木の特徴
心材は鮮やかな黄色で、工芸品や和弓に使われる美しい木材。軽くて加工しやすい性質です。
文化的背景
江戸時代、実から採れる木蝋は藩の重要な財源。和蝋燭や髪油の原料として日本の文化を支えてきました。
経年変化
鮮やかな黄色が徐々に落ち着き、味わい深い色合いに変化します。
こんなおふたりに
真心を大切にする誠実なカップルに。和の式に映える一枚です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
キリ
娘が生まれたら桐を植え、嫁ぐ日にその木で箪笥を仕立てて持たせる——桐は日本の婚礼文化そのものです。鳳凰が止まる唯一の木として皇室の御紋にも用いられる最高格式の銘木。「高尚」の花言葉は、気高く美しい人生の始まりを祝福する言葉です。結婚証明書に最もふさわしい、慶びの門出を象徴する一枚です。
名前の由来
「伐り」が語源。切っても早く成長することから名付けられました。
木の特徴
日本産木材で最も軽く、断熱性・調湿性に優れます。燃えにくく湿気を通さない性質から、大切なものを守る箪笥の最高峰として愛されてきました。
文化的背景
鳳凰伝説により皇室の紋章に。五七の桐は日本国政府の紋章でもあります。娘の嫁入りに桐箪笥を贈る伝統は、今も受け継がれています。
経年変化
白い木肌がゆっくりと上品な飴色に変化。軽やかさは保たれます。
こんなおふたりに
格式と伝統を大切にするカップルに。婚礼文化と直結した、最もふさわしい樹種のひとつです。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
フジキ
初夏の森に、純白の蝶形花が天に向かって咲き誇る——フジキの花は「希望」そのものです。別名ヤマエンジュ(山槐)の名が示すように、エンジュと同じ幸福の力を持ちながら、山の清らかさを纏った気品ある木。白い花が風に揺れる姿は、清らかな心で未来を歩むふたりの門出を祝福しています。
名前の由来
花がフジ(藤)に似た蝶形花であることから「藤木」と名付けられました。
木の特徴
辺材は白色、心材は黄色。硬すぎず加工性に優れ、建築材や細工物に用いられます。
文化的背景
山地に自生する希少な樹木で、別名ヤマエンジュ。エンジュと同じマメ科の仲間で、縁起の良い木とされています。
経年変化
年月とともに黄色みが深まり、温かみのある色合いに変化します。
こんなおふたりに
希望に満ちた未来を歩みたいカップルに。清楚な式に映える一枚です。
※ 写真はイメージです。実物の木目写真は準備中です。
セン
ケヤキに匹敵する力強い木目と、和太鼓やギターに選ばれる豊かな響き——センは「力強さ」と「堅実さ」を兼ね備えた木です。別名ハリギリの名が示す通り、若木の幹に鋭い棘を持つ逞しさは、困難に立ち向かう強い意志の表れ。その力強い響きのように、ふたりの誓いが遠くまで届き、堅実な愛で満たされた家庭を築いていく——そんな想いを込めた一枚です。
名前の由来
木材名「栓(セン)」として流通。和名ハリギリは若木の幹に鋭い棘(針)があることに由来します。
木の特徴
ケヤキに似た美しい木目を持ち、軽くて加工しやすい良材。和太鼓やエレキギターの材料としても重宝されています。
文化的背景
別名ハリギリ(針桐)。材としては「セン」の名で流通し、家具・建築・楽器に幅広く使われています。
経年変化
年月とともに黄褐色が深まり、木目がより際立ってきます。
こんなおふたりに
力強く、堅実に歩んでいきたいカップルに。